美観地区で出逢う。其の壱

Episode 1 -GelGel-

 
旅先には想像し得ない出逢いがある。
 
これだから旅はやめられない。
 
今回それを一番感じた場所。
 
 

古き良き街並みに吹く心地よさを全身に浴びながら歩いているとき、ふと舞い降りた違和感。

 
その違和感に従って視線を移してみると…、トルコに出逢った。
 
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カラフルなお皿に吸い寄せられるように中へ入ってみると、
倉敷にいることを、日本にいることさえも、一瞬にして忘れてしまうほどのトルコ感。
 
冷静に、此処は倉敷なんだと考えれば考えるほど異空間に放り込まれたような気分になった。
不思議だ。
 
右奥へ進むとトルコランプのお部屋が。
その美しさと妖艶な雰囲気は、入るのを躊躇してしまうほど。
暗いことも手伝って、更に異空間。
天井にも壁際にもぎっしりとランプランプランプ……吸い込まれそうだった。
 
食器の類が並ぶ真ん中の1番広いお部屋は、とにかくカラフル。
ひとつひとつがものすごくカラフル。
よくよく見てみると、細かい模様たちまでもが主張し合っている。
日本人とは異なる色彩感覚じゃないかしら。面白いなぁ。
 

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店員さんとも仲良しになって、色々なことを話した。
 
日本を好きになって、日本とトルコの架け橋になりたいと思ってくれていた。
 
すごく嬉しい。
 
純粋にそう思った。
 
トルコの美しい景色を見せてもらったり、トルコ語を教えてもらったり。
 
日本語とトルコ語と英語が入り混じる。 
あぁ、”話す”ってなんて楽しいんだろう!!!!
 
他の国の言語が自分の中に入ってくると、とてもわくわくする。
きっと幼い頃はずっとこんな感覚だったんだろうなぁ。
コミュニケーションを取ること、それ自体がものすごく楽しく感じられる。
 
彼らの放つ日本語には美しさを感じられた。
日本人には言えないような、いわゆる"クサイ台詞"もストレートな表現も、心地よくすんなり耳に入ってきた。
 
日本語や日本文化の良さを、外国の方に教わることが最近本当に多いなぁ。
 
日本のことを知るために各地を旅しているけど、まだ気が付けていないことだらけ。
 
 
夜に再び訪れたら、トルコミュージックを聴かせてくれた。
美観地区の美しい夜を眺めながら。
 
倉敷とトルコを同時に感じるなんて。
 
贅沢で素敵すぎる夜だった。
 
* 
 
翌日も、散策中に何度か寄らせてもらったりお店の前を通るときはみんなと手を振り合ったり。
 
最初は"異空間"だったのに、いつの間にかとてもホームになっていた。
 
実際のトルコへも行きたい。
彼らが生まれ育った地。
世界は知らないことで溢れているから。
今はまだ知らない景色を、まだまだまだまだ見たい。