美観地区で出逢う。其の参

Episode3 -紡tumugu-

藍色の大きな布。

船の帆のような、この布に引き寄せられた昼下がり。
 

遊び心いっぱいの店内は、流し見するだけでは勿体無い。 

お店の方と話していると、商品や店内のわくわくする秘密が次から次へと飛び出してくる。

 
笑顔のお喋りが、心地よい時間を紡いでくれた。

 

HP:cono-ito

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カラフルなニット帽に目を奪われ眺めていると、
 
『よかったらかぶってみてくださいね』
 
優しい声がした。
 
笑顔がチャーミングな女性の店員さん。
後から分かったのだが、店長さんだった。
いい意味でそんな風に見えないフレンドリーで素敵な方。
 
お店は4月にOPENしたばかりなのだという。
 
他にもおふたり女性の店員さんがいらしたけれど、みなさんとても親しくしてくださり、ついつい長居してしまった。
 
 
私が眺めていたニット帽は、縫製工場でどうしても余ってしまう糸たちを生き返らせるため作られたものだという。
 
縫い目がまったくない"ホールガーメント"という製法を用いているというこのニット、肌触りがどこまでも優しく柔らかだった。
このホールガーメント、無駄な糸を排出しないというから地球にも優しい。
 
ビビットな色合いも、実は自然なもので染められている。
濃くなっている部分は、インディゴ染めされた糸なんだそう。
 
一点一点手作り
優しさが詰まっているなぁ。
 
インディゴ糸は職人さんの気分でランダムに織り交ぜているんだとか。
だから、ものによってインディゴの割合が多かったり少なかったり。
そんなところに、遊び心も詰まっている。
こういうお話を聞けると、ニット帽の背景にいらっしゃる職人さんのことも感じられて嬉しいなぁ。
 
草木染めしているというストールやセーターも、自然な色合いで、肌心地が素晴らしくよかった。
 

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KIDSもある。
すんごく可愛くて飾ったらインテリアにもなるなぁ、なんて思った。
グラデーションが素敵。

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次これ。
 

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…え、どれ??と思われた方。
tumuguの文字 真ん中のお花 ぶら下がっているスマホケース です。
 
元々はデニムのベルトを通す部分に針金を入れて、螺旋状にした商品。
ブレスレットになるかな?という想いから作られたものらしいが、遊んでいたら色々な可能性を発見しちゃったのだそう。
これもまた、遊び心がぎゅうぎゅうに詰まっている。
 
スマホケース状にしたものは、外国人観光客の方が『これはいい‼︎』と、そのままの状態でご購入して行かれたとのこと。
 
アイディア次第で、ブックスタンドにもお洒落なインテリアにも何にでも変身できる。
こんな風に好きな形にして吊るしてみたり。
実に面白い。

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次これ。
商品ではないのですが、店内奥にある中庭。
 

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外から覗いただけでは、気付けなかった。こんな素敵空間があること。 
 
緑たちは、自然に生えてきたものなんだって。
まだお店がOPENしたばかりで暖かい季節も初めて迎えたから、こんなに緑が育つことを知らなかったんだそう。
これから初めての季節が次々と巡ってくるから、
『どう移ろっていくのか楽しみ』とおっしゃっていた。
 
 
この空間を使って、かき氷屋さんを開いたりよもぎ蒸しをやったりしたのだそう。
 ...なにそれ、すっごくいいじゃないですかーっ♡いいなぁ、私もかき氷食べてよもぎ蒸ししたかったなぁ。。。笑
 
お買い物目的だけでなく、ゆったり休みに来れる空間を作っていきたいのだと教えてくださった。
 
 
古民家の木の安心感漂う店内から、
こんな景色をぼーっと眺めつつお茶なんかを頂けたら、
…最高に贅沢だなぁ。
 
 
貧乏旅行中だった私は、布マスクだけ購入。
そうしたら、笑い文字のポストカードもプレゼントしてくださった♡
とってもHAPPYになれるカード。すごく嬉しい。

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この布マスクも、可愛くて優しいの。
寝るとき用と外出用で、かなり愛用中。
 
 
今度訪れたときには、ニット素材の何かがほしい。
体の一部のようになってくれる、馴染みいい子を求めて、またお邪魔しよう。
 
"糸をつむぐ、人をつむぐ。”
 
紡tumuguにいる糸たちのように、優しく暖かくユーモアも忘れないでいたい。