大原美術館のススメ。其の壱

大原美術館は、言わずと知れた倉敷の名所。

名画に出逢い、画家たちの人間味に触れた。

 

美しい名画に心揺さぶられる感動を覚えることは想定内。 

画家たちの思考・苦悩は決して特別なものではないということ。

画家たちも同じ人間なのだということ。

人間の本質そのものに優劣はないということ。

それを痛烈に感じたことは想定外。

 

その想定外こそが、宝となって自分の中に積もってくれた。

…こればっかりは、 作品に込められた魂を感じないと、言葉だけでは伝え切れない。

ぜひ、足を運んでみてほしい。

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正直、私は絵画に興味はなかった。

 

美術の成績はいつも悪くて、絵を描くことに苦手意識を持っていたから。

きっと心のどこかで、見ることも拒否していた。

絵がうまい人に嫉妬していたのかなぁ⁇なんて、今は思う。

 

大原美術館は、せっかく美観地区へ来たのだから行っておこうかなぁ…

という軽い気持ちで訪れたけれど。本当によかった。

 

描くのと見るのとは、まったく別のものだという当たり前のことを気付かせてくれた。

 

「 私、絵を見ることは、好き。 」

 

エル・グレコの「受胎告知」がこの国に存在することは、奇跡だと言われる理由。

モネの「睡蓮」が、こんなにも愛されている理由。

ピカソが、天才と呼ばれる理由。

 

なんとなくかもしれないけど、分かった気がする。

絵画に詳しい方からするとまだまだなのだろうけれど、

先入観ゼロの私だからこそ感じられたこともたくさんあるかなぁ。

 

音声ガイドを借りて、画家たちの人生やその絵に込められた想い等の背景を聞きながら鑑賞したので、もちろんそれも大きかったけれど。

(絵画に馴染みない方は、音声ガイドとてもおすすめです。)

 

 

その時代時代に、様々な"当たり前"や"流行"が存在している。

それに乗っかってしまうことは、もしかしたらとても生きやすく感じるかもしれない。

けれど、名画を残してくれた彼らは、時代に反してでも"自分"を表現することを辞めなかったのだろう。

だからこそ、今まで愛され続け、私たちも彼らに出逢うことができるのだ。

 

己を貫くことの難しさ・苦しさは、形は違えど、いつの時代にもある。

一点一点に込められた想いを、できる限り受け止めて、噛み締めていこうとすると、切なさや苦しみが多くを占めてしまうのは、そのせいなのかもしれない。

 

けれど、それ以上に"今も生き続けている奇跡"に圧倒されるのだ。

 

 

だから、私も"自分"を辞めない。

 

遠く時空を超えて励まされた気分になれた。

 

 

次回のBlogで、特に印象に残った作品たちを、紹介します。

 

www.ohara.or.jp

●入館料

(本館/分館/工芸・東洋館/児島虎次郎記念館)

一般 1,300(1,200)円

大学生 800(700)円

高校・中学・小学生 500(300)円

※( )内は20名以上の団体料金

※各館の入り口で入館券にスタンプを押させていただきます。 入館されなかった館(スタンプが押されていない館)は、購入当日でなく別の日でもお入りいただけます。

 

●定休日

毎週月曜日

 

●開館時間

9:00から17:00

<ただし、入館は16:30までです>