熊本災害ボランティア-Part4 ボランティアのこと-

5/18〜5/25まで熊本県へ災害ボランティアへ行ってきました。

そこで、見て・聞いて・感じたことを書き起こします。

 

"ボランティア"ってどんなイメージがありますか?

"ボランティア"って何だと思いますか?

"ボランティア"するときに大切なことって何だと思いますか?

 

《最新情報ではありません。刻一刻と状況は変わっています。》

《私個人の主観的意見も混ざっていますので、その点ご了承ください。》

 

NOT 奉仕

ボランティア活動と奉仕活動、大きな違いがあることをご存知ですか?

 

共に社会貢献活動ではありますが…

奉仕活動は、自分の利害を考えずに国や社会等々に仕えることで、そこに自発性はありません。

一方ボランティア活動は、自発的にやりたいからやるものです。

「してあげている」という意識を持ってはダメ。

良かれと思って自分を犠牲にしてまでボランティア活動に精を出している人がたまにいますが、それは絶対NGです。

 

ボランティアに限らずですが、人間は自分を犠牲にしていると相手からの見返りを過度に期待してしまうものです。

"やりたくてやっていること"でないと、きちんと責任持って継続することは難しい…というか出来ない。

自分を犠牲にしてボランティアをしても相手の方にだって喜んでもらえません。

 

それを踏まえて、私がボランティアをするにあたって1番大切だと思うことは、

「 自分の中に"ヨロコビ"を見出すこと。 」

"ヨロコビ"には色々な種類がある。

喜び、歓び、慶び、悦び、嬉び…。

どれでもいいから自分の中に生まれれば、自発性が生まれるはずです。

 

災害時などは、「何か役に立てないだろうか」と悶々とする人も多いですよね。

とりあえず行動してみることは大切なので、自分で出来そうなことをやってみるのは素敵だと思います。

でも、そこに何の"ヨロコビ"も見出せなかったらすぐに止めた方がいい。

何も出来ないからと言って薄情なわけではない。

「今自分の役割はここにないんだな…」と思えばいいんです。

他の場所に役割があるのだから、それを見極めてそちらに全力を出した方がよっぽど社会貢献になります。

 

自己犠牲の解釈

"自己犠牲の元に成り立つボランティアはない"という話をしましたが、自己犠牲とはどのようなことだと思いますか?

 

自己犠牲=自分の心を犠牲にすることです。

「経済的に自立していない(ように見える)のに、ヒトのお世話するなんておかしい!自分のことを犠牲にしているじゃないか!」

というような意見がチラホラと聞こえますが、それは違うと確信しています。

たとえ無償ボランティアであっても、本人がそこに大きな"ヨロコビ=価値"を見出せているなら全然犠牲になんてなってないですよね。

むしろ大きなプラスになります。

 

自己犠牲について、異なった捉え方をしている人がいることに私はショックを受けました。 

どこに価値を置くかということは、それぞれの自由。

せっかく被災者との間にいい循環を生めたかもしれないのに、その可能性を潰しているという自覚を持ってほしい。

みんながお互いを尊重できる世界になるといいなぁと思います。

 

ボランティアするときの心構え

私が災害ボランティア活動を通して感じた1番大切なことは、

「 目の前にある心に寄り添う 」ということ。

 

災害は、多くの人にとって経験したことのないこと。

職員さんも含めてみんな手探り状態で、"正解"や"ルール"というものはほとんどありませんでした。

「今この瞬間に目の前にいる人の心は何を求めているのか?」

それを考えて行動することが唯一の正解。

結局、"人 対 人"。それ以上でも以下でもないのです。

 

生きていく上でもとても大切なことですが、ルールや世間体に縛られている現代社会では、どうしても忘れがちになりませんか?

自発的に「やりたい!」と思ったボランティアであっても、その心構えを忘れてしまうとただのエゴになり兼ねないので注意が必要です。

 

相手をよく見て、相手のことを深く考える。

災害からの復興は、その繰り返しの上に成り立っているということを強く実感しました。

 

最後に

このボランティアを通じて、私は多くの大切なことを学びました。

そして、出会った方々と素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。

1週間経った頃には、「帰りたくない」と心から思うほどに。

 

ボランティアへ行く前は、

「私に何が出来るだろうか?」

「1週間もいたら疲れて嫌になっちゃうかな?」

と、ネガティブな考えがよぎることも少しはありました。

また、

「一生懸命頑張るぞー!!」

という、少し過度な気合も入れていたような気がします。

 

でも実際に行ってみたら、ただただ楽しくて、多くの"ヨロコビ"を与えてもらった。

…それだけでいいんだなぁ、と思えました。

 

オフの日には、ボランティア活動で仲良くなったみなさんと別府温泉まで行って、美しい熊本と大分のことが大好きになりました。

 

「大好きだから、また戻りたい。」

「大好きだから、すごく応援している。」 

それだけでいい。

その気持ちに勝るものはない。

 

「熊本と大分、そして九州が大好き!」

そう感じている人が、直接的に復興支援をしていけばいい。

そう感じられないなら、直接的支援をしなくたっていい。

一人一人が自分の役割を果たしていれば、直接的ではなくて間接的でも、必ず力になるから。

 

これは、世界中で起きている全てのことに言えること。

 

皆がそれぞれ、自分の役割を果たす。

それが、平和で美しい世界を創っていくために必要なこと。

 

ボランティアを通して私はそれを深く実感することができました。

 

世界中の人が、自分の使命に気がつくことが出来ますように。

願いを込めて。

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